コロナ禍を乗り越えて、ビンズオン省は今年から新規でベトナムへの海外進出を行おうとする企業の投資を促進すると共に、すでに進出済みの企業の追加投資により製造業の拡大を目指しています。
ビンズオン省の工業団地管理委員会によると、今年4月30日までの同省の工業団地への海外直接投資(FDI)資本は約18億米ドルとなり、昨年(2021年)の同期の4倍以上です。これまでに工業団地への投資プロジェクトの累積件数は3,014件を超えています。これは約280億米ドルが投入された2,340件のFDIプロジェクトを含み、その結果、製造業は急速に回復しています。
具体的には、電子部品製造の日東電光ベトナム株式会社は集積回路製品の製造・加工のために資本を9,900万米ドル増加させました。 SongThan3工業団地にあるGarment Accasette Limited Liability Companyは、ファッションおよびスポーツウェアの生産と輸出を促進するために、資本を1,400万米ドル増加させました。その他、サイゴンステックカンパニーリミテッドでは、電子部品製造のための機械への投資、Polytex Far Eastern Company Limitedは製糸工場に投資、De Licacy Vietnam Industry Company Limitedは糸と布の生産機械に投資、Paihong Vietnam Company Limitedは布地生産用の機械設備に投資しました。
ビンズオン省は、ベトナム進出企業に対する投資の誘致という点で、ホーチミン市に次いでベトナム国内で第2位の地域です。これまで65の国と地域から4,016の投資プロジェクトが行われ、総登録資本金は370億米ドルを超えています(例えばオランダだけでも42以上のプロジェクトに投資しており、ビンズオン省への総投資額は11億米ドルを超えています)。ビンズオン省は、省内への企業の進出及び発展を支援するために、労働力の供給にむけた人材育成、労働者のための住宅建設整備、そして省への申請・管理手順の簡素化等、投資環境を改善することを常に実施しています。
(参照情報元:「Vietnam+」サイト)